アフタースクール Blog&News

新渡戸文化アフタースクールの日頃の様子やイベントの情報等を発信していきます。

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【試合結果報告】所沢市長旗争奪剣道大会女子準優勝・男子ベスト16

新渡戸文化中学剣道部(アフタースクール剣道)は所沢市長旗争奪剣道大会に出場して来ました。埼玉、東京の強豪チームが参加する「関東レベル」と言って過言ではない非常にハイレベルな大会です。この大会の特徴は

●公式戦では引退した中3が出場できること
●学校部活単位だけでなく剣友会・道場単位からも出場可能なこと

男子は三回戦敗退でベスト16。毎回失敗の繰り返しですがやっと「武士の勝負」(=捨て切った打ち、引き出した技)が出るようになって来ました。

女子は決勝進出で準優勝。相手は前々日「関東少年剣道錬成大会」にて3回戦で破れた埼玉大沼中でした。

中3と組める最後の試合でしたが、中2一名、中1二名、中3二名のベストメンバーで臨んだ新渡戸チームは後輩たちの頑張りが素晴らしい内容となりました。決勝戦も全国レベルの相手に対して先日の試合よりさらに前向きに戦ってくれたと思っています。前回との違いは、「打つ時は最大限の気迫をもって相手の中心線を突き抜けるつもりで打つこと」を実行出来たことです。

先鋒 分の良い状態で試合は流れるも、胴で一本負け。やや強引な胴でしたが「打った後相手に向かう」が出来ていれば防げました。

次鋒 一本先取、一本返されるもさらに一本追加で勝利

中堅 こちらの流れになりつつある中で勝負に出ず相手を生かしてしまい一本負け

副将 こちらから攻め、機会を作り相面、紙一重でカウンターを頂戴、二本負け

大将 集中を切らし二本負け

中2の副将は絶妙な機会を捨てて行ったにもかかわらずさらにカウンターを斬られるという「奥の奥にある溜め」で二本負け。しかし前回この選手は全く捨て切ることなく居つかされ封じられ完封されているので、今日は「素晴らしい」と褒めました。まさに紙一重の差で斬られました。こういう勝負は大歓迎です。中堅、大将は満を持しての中3登場でしたが力を出し切れず。奮起を期待します。

所沢市長旗準優勝はチームとしての快挙ではありますが「結果は出るも笑顔無し」4月に向けて気持ちの締め直しです。

剣道 目黒雅也

新渡戸文化の剣道指導者日記  │ 2020/2/15

【試合結果報告】関東少年剣道錬成大会@茨城結城市 中学女子ベスト16

関東少年剣道錬成大会@茨城結城市に参加。朝4時起きの2日間です。

関東近県ベスト8チームのみの招待の関東・全国レベルと対戦できる貴重な経験を積ませていただきました。

前日錬成会には男子も参加しました。女子は福島県1位に1勝1敗を含む12試合中11勝1敗。男子も1〜5コート中3コート(番号若いコートほど順位が高い)で何とか踏みとどまりました。

本戦の大会では三回戦埼玉1位に破れベスト16です。

関東巡り旅、埼玉、千葉、茨城を終えこれから群馬、山梨、神奈川、また埼玉。引き続き頑張ります。

剣道 目黒雅也

新渡戸文化の剣道指導者日記  │ 2020/2/13

新渡戸文化の剣道指導者日記(2)「正座」の効能

(2)「正座」の効能

剣道を始めて最初に習うことの一つが「正座」です。この「正座」は座ること(着座)という意味に加えて、目を閉じて精神統一をする「黙想」と同じ意味で使うこともあり、新渡戸文化では「黙想」を「正座」と言うように指導しております。これは目黒が普段稽古している中野区の道場「盈進義塾興武館」(2000年~2017年まで少年指導を務めた)にて副館長の安藤宏三教師八段(故人・元早稲田大学教授)のお教えによるものです。

多くの道場では「黙想!」と言う号令でこれを行いますが、これは目を閉じて精神を穏やかにし、深呼吸をするという「座禅」に近いものです。なぜ「正座」と言うように指導されたかは情けないことですがうろ覚えで「正しく座るということと呼吸を整えることは同義であるからあえて黙想と言う必要はない」というようなことであったかと記憶していますが、この安藤教師は一つ一つの所作や技法を徹底して理由を突き詰めて研究される方で、当時20歳そこそこであった私にとっては剣道のバイブルのような存在でしたから、以来先生に倣って「正座」と指導するようになりました。

本題に戻りますと、「正座」の方法は奥の深いものです。首筋と袴の腰板に沿うように腰骨をまっすぐに伸ばして肩の力を抜いて正しく座り、顔は俯かず仰向かず目を閉じて心を真っ白にします。子供達にはここで「今日嫌なことがあったり、逆にこの後楽しいことがあって待ち遠しかったり、心が動いてしまうことがあるかと思うが、いったん忘れて何も考えない、真っ白な心にするように」指導します。安藤師は「心は丸い形をしていてコロコロ転がるから心という。どこかに転がっていかないように」と指導されていましたが、剣道という激しい気迫に伴う運動の前に、「静」を作るということになります。

「正座」の形が決まったら、重要なのは「呼吸法」です。鼻からは普通の呼吸同様に自然体で吸い、口から吐くときにはうっすらと唇を開いて「たんぽぽの綿毛が少々吹き飛ぶ程度に」少なく吐き出します。吐く息を制限することで脈拍が落ち着き精神が安定します。さらには下腹に軽く力を入れて腹部から悪い気を吐き出すような気持ちで行います。この「正座」の呼吸法はテスト直前、試合、舞台に立つときなど緊張した状況で行えば落ち着きを得ることが出来、試合中呼吸が乱れた場合にも立て直すことができます。結果負けてしまいましたが、警視庁のエース級の選手との試合の際、その方が鍔ぜりでそのような呼吸法で呼吸を整えられていたときには「ここまで追い詰めることができている」と感じたこともありますが、やはりこの呼吸でたちまち力を立て直されていました。

「正座」は“座り方”“心の持ちよう”“呼吸法”など様々な要素を複合的に整えるという難しさがありますが、小学校低学年であっても数カ月もすれば上手にできるようになります。

 

新渡戸文化アフタースクール教員 剣道 目黒雅也

トップ表示  │ 2020/1/30

(1)剣道を始める理由

剣道を始める理由は様々です。

・体力を付けたい

・礼儀を身に着けたい

・試合に勝たせたい

・我慢強さを身に着けたい

・精神力を強くしたい

・親兄弟で取り組んでいるから

などなどです。しかしながら上記のようなものが身につくのは剣道を始めてからずっと先の話になります。大人になってから「あの時に剣道をやっていてよかったなあ」と思えれば十分というような気の長いことです。

親はそれを焦りがちで、一つ一つのことに一喜一憂します。私の息子は3歳で剣道の道場に通うようになりましたが、本人はもちろん訳がわからず、です。息子がごねて何もしない日には妻が憤慨して帰ってきては「言い過ぎたかな、叱りすぎたかな」と落ち込みます。私は剣道に慣れているので「まだまだ中に入って見ているだけでも十分」と気楽なことも言えますが、やはり親心はそうは簡単にいかず、意見の相違からあわや夫婦喧嘩、ということもしばしばです。ともあれ日々多少は進歩がみられるとうれしいものです「剣道をやらせて良かった」と思います。始めはぼんやりとした動機から入り、あとは本人の意識に任せていくという流れでしょうか。気が付いたら名選手になっているかもしれません。体が弱いという理由で始めたという全国トップレベルの選手もいます。私は母親から「K君(近所の幼馴染)が剣道を始めるが一緒にやるか?」と聞かれたことがきっかけで始めました。神社のお祭りで奉納試合を見たことがあり、興味がありました。一緒に始める友人がいたことも背中を押してくれました。小学校4年生の時のことでした。以来30年近く続いています。もちろん「やめたい」と思ったことも幾度かあります。

剣道を習うと初めに覚えることは「正座」です。
簡潔に言いますと正座は腰を立てて首筋を伸ばし、肩の力は抜きます。次に「礼の仕方」、頭を下げて約3秒で起こし、相手と顔を合わせるところまでが「礼」です。作法通りとなると意外と簡単には出来ないものです。子供たちは、この正座や礼の仕方については楽しそうに取り組むことがほとんどです。この後に教わる「足さばき」「素振り」「打ち込み」「道着・防具着用」「面を着けての稽古」と進んでいくうちに様々な壁にぶつかり、「もうやめたい」ということもあるでしょう。ただし「挫折」でやめるということは少なく、実際にやめる理由の多くは高学年になり「塾との調整」ということになります。

剣道を始める理由は人それぞれではありますが、やめる理由はある程度皆同じような理由で辞めていく場合が多いような気がします。

・高学年になり塾が始まる

・ほかの習い事に移る

・やる気がなくなった

・引っ越しなどやむを得ない理由

大体1年生から始めて4年生まで続いた子は6年生、それ以降まで続けるケースが多いです。できれば試合で成果を出したり、中学生から始まる昇級・段審査までは続けた方が、より人生に役立つものが得られると思います。

 

 

新渡戸文化学園アフタースクール教員 目黒雅也

 

 

新渡戸文化の剣道指導者日記  │ 2020/1/10