2025年 VIVISTOP NITOBEの夏の大型企画『ブックフェス』はある1人の女の子の一声が始まり
でもまだその話はみんなにはしない
まずは本が好きな人で集まってみることから始めてみよう!!
ということで、
「自分の好きな本を持って集合ーーーー!!」
《第1回 》2025.5.10
持ってきた本についてまずはみんなに紹介
いろんなカテゴリーの本があり、漫画は本??写真集は?など『本』に関する哲学的な対話も生まれた
初めて読んだ料理本は、、、
料理の美味しさはどう言葉で伝えるんだろう??
子供だけではなく大人も勿論参加し、好きな本からいろんなお話に広がっていく
_この本には色々な本の最初の1文がたくさん書かれているページがあって、そこから気になるものを家族で本屋に探しに行ったりする
そんなエピソードを話してくれた
これになぞって持ってきた本から好きな一文を紙に書いてみよう!
と急遽ミニ企画開催
紙とペンを用意しスタート!!
書き終えたら、前に貼ってみんなでじっくりみる時間
どれが気になる・・? なに、この文章!?
気になった一文から本を改めて紹介
『たっぷり塗りたくった・・』
これも本当に言葉選びが独特かつ面白くて、描写から美味しさが想像できて今にもお腹が空いてくる
『♪おいしいお菓子はロリポップ~♪おいしいケーキもコォコォア~』。・・
本には音程もリズムも書いてないけど、本から自分なりに汲み取って詩を唄にして歌って紹介してくれたり
自分の好きな本を持ってきて、好きを伝えるだけでこんなに最高の時間になってしまう。1時間なんてあっという間に過ぎた
今日はこれで終了と思いきや、実は・・・
と最後に8/20の夏のブックフェスについてお話
《第2回》2025.5.17
メンバーも変わり、前回の好きな1文の紹介する企画をアップデート
今日は集まってもすぐに本は見せない。誰にも見られないようにまずは好きな一文を抜き出して書いてみる
いろんな文章がズラーーーーーーーッと前に並ぶ
どんな本かみんなで予想TIME!!
中学受験に向けて今頑張る6年生が「中学受験のことなんて、一行か二行くらいのものだよ」を抜き出す。
こんなの気にならないはずがない。
一人目の紹介を起点に、気になるを数珠つなぎして自分の選んだ本を紹介
それ今度読んでみよ!それ知ってる!!その一文⚪︎⚪︎さん(作者)を感じる、、
今まで誰とも一緒に語り合えなかった分野のお話にも意気投合!
最後にブックフェスの作戦会議
お話したり、一緒に何かしたい大好きな作家さんいる?
自分の好きな作家さんに手紙を送ろう!グッズを作りたい!などいろんなアイデアが飛び交う2時間で今日は終わり!!
あとがき
本はいつも、ひとりで読むものだと思っていた。静かな時間の中でページをめくり、登場人物、写真、歴史、そして言葉、その目の前にあるものと心を通わせるもの。
「好きな本の話をしようよ!」と声をかけ合って集まったこの会ってどんな会?ただ紹介し合うだけ?
本の話をすることは、価値観を揃えることではなくて、それぞれの「好き」をそっと、、並べてみることだった。
あの場所にいたみんなが、自分の読書体験を言葉にしながら、他の誰かの読書にもそっと耳を傾けていた。
それはまるで、静かなひとり時間にほんの少しだけ扉を開いてみるような時間だった。
この会自体、「夏のブックフェスにつながる企画です」とは言わない。繋げるために立てた企画でもない
でも、種はまかれたと思う。無理に形を与えなくても、誰かの言葉や想いが,何かを芽吹かせてくれる
そしてまた、次の本へ。次の誰かへ。そんなふうに続いていくといいなと思う。