7月とはいえ、ぐずついた天気がつづいておりますね。

梅雨空ではありますが、じめじめとした空気に負けないように晴れ間を見つけ園庭や芝生で走り回るよう心掛けております。

 

そんな今日は、とかの先生とのクッキングがございました。

  

 

子どもたちが行う、工程も多くたくさんのことを経験できるので、子どもたちも1ヶ月に1回のとかの先生とのクッキングを心待ちにしております。今日の内容は 〝なつやさいのごまあえ〟

 

下ゆでをしたスナップえんどうとおくらをキッチンばさみで切り…

   

 

すり鉢とすりこぎを上手につかってごまを擦りながら、調味料をあえます。

お味もとっても美味しくて、何より自分たちで作ったという気持ちも加わり「いつもは嫌いなんだ…でもちょっとだけ食べてみる!」と不安げな表情をしていた子どももいましたが、ひと口食べると「おいしい!これなら好き!」と大喜びでたくさん食べる姿がみられました。

 

 

 

そして昨日は、子どもたちと〝オーディション〟を行いました。

プラカードや誓いの言葉、約束、体操、ぱんだぐみと手を繋ぎ入場する…

そんな様々な年長組が行うお仕事を保育者が決めてしまうことは簡単です。しかし、そうではなく〝自分たちで決めた〟という経験・感覚をもち、運動会にのぞむことで、やらされ感ではなく責任感とやる気をもって最後の運動会をやり遂げてほしいという保育者の思いをきっかけにまず先週、そもそも運動会をなぜ行うのか、年長組のお仕事を年長組が行うのか子どもたちと話し合いを行いました。

 

  

 

オリンピックにでるため、足が速くなるため、負けない気持ちを持つため、勝つため、負けないため…

かっこいいひと、やさしい言葉がいえるひと、真剣な人…

子どもたちからたくさんの意見がでて、その意味や仕事内容、行う理由を1人ひとり理解してから、行いたいお仕事に自分で名前をかきました。「さて、ここからどうやって決めようか?」と子どもたちに投げかけると「やってもらって、どの人がいいかみんなで手をあげる」という意見がでて、それじゃあオーディションをしよう!と先週の木曜日決まりました。

 

そして昨日はいよいよオーディションの日。

公平を期すため当日の朝、約束や誓いの言葉を貼りだし、プラカードや体操ができる空間を用意、ぱんださんと手をつなぐときどうしたらよいか相談にのったり…など様々な環境を用意しました。しかし、練習を行うのも、行わず本番を迎えるのも子どもたちの自由としました。

オーディションの際には、ただの〝人気投票〟とならないように手をあげるときに必ずなぜか理由が言えないとそれは(一票として)数えられないと伝えました。行う方も、見る方も真剣そのもの。

「ちょっと初めに笑ってたからおしかった」「真剣な顔していた」「足がいちばんあがっていた」子どもたちはきちんとした理由をもって投票をする姿がありました。あまりの真剣さに予定時間よりもオーバーしてしまい、続きはまた今度行うこととなりました。

 

今日のクッキングでもそんなプロジェクト保育の経験がいきていて、役割分担を決める際にも自分たちで話し合い決める姿があり、決めるスピードや話し合いの姿も4月とは比べ物にならず、その成長には目を見張りました。子どもの成長には本当に日々驚かされます。

 

そんな成長が著しい時期に関われていることを常に胸にとめて、これからも1日1日丁寧に保育をしてまいります。

明日も子ども園で待っていますね。(ゆり組担任 三井)