-6- 第361号 NitobeBunka Times 平成20年3月11日

幼稚園

ようちえんだより

心をこめて

東京文化幼稚園 園長 豆鞘美砂子

 この4月より福田景三郎先生の後任として、東京文化幼稚園の園長となりました。
 創立八十周年を迎え、新渡戸文化学園として新たなスターと切った学園と共に幼稚園も新たな風が吹いています。
 今年も新しく園児を迎え、進級した子ども達も2ヶ月が経ち新しい生活に少しずつ慣れてきたところです。
 保護者の方がはじめての集団生活の場としてこの東京文化幼稚園を信頼し、かけがいのない我が子を託してくださった事を覚えそれと同時に、神様からお預かりした幼な子を大切に心を込めて保育することが私達の使命と考えております。
 幼稚園時代に学ぶ一番大切な事は、人を信頼すること、色々な人との交わりの中でお互いを認め、思いやりの持てる人間になるための土台作りをすることです。

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▲ハイポーズ「豆鞘園長と」

 知的な作業や学習は、いつから始めても遅いということはありませんが、心が育つには柔軟な頭や素直な心を持っている幼稚園時代に蓄えておかなければならない大切なことではないかと思います。
 それは、日々子ども達が見たり感じたりしながら体験する過程の中で、蓄えられていくもので、結果が数字や評価のようにすぐには見えないことですが、 ひとりの人間が、人として生きていく中でとても重要なことではないでしょうか。

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▲幼稚園の給食楽しいね

 最近は、悲惨な事件やニュースが本当に多く、耳にするたびに事件を起こした人は幼い時代にどの様な生活を送っていたのだろうかと心が痛みます。
 『大きな夢を育てる小さな学園』の一員として、子ども達がいろいろな人と関わりをもちながら、温かなぬくもりを頂いて幸せな笑顔でいられるように、東京文化幼稚園の生活の中でもたくさんの幸せの素になる財産が蓄えられるように、ご家族と協力しながら一人ひとりの成長に援助していかれたらと思います。


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